志雄が智紗との関係を修復する場面(12月3日ごろ)で、志雄が智紗の部屋で見た押し花のことを思い出し、それを海岸に咲いていた花で作ったのでは?と智紗に問いかけ、幼い頃の志雄と智紗の回想が入る。そして、8年前の事故の日に智紗とあっていたことを思い出し、智紗に告げるわけですが、ここで智紗が突然に態度を軟化させたのか、よく理解できずにモヤモヤしています。8年前の事故の時に同じ場所にいたことは智紗の口から既に判明済みですし、智紗が志雄を避けていた理由は「志雄の母を死なせてしまった原因が自分にある」と思い、責任を感じていたからですよね。それならば、今になってコスモスの花のことを持ち出して「あの時会っていたんだよ」と言っても、特になんの意味も無いような気がするのですが・・。それとも、一連の事実を認識した上でもやさしく「久しぶり。八年ぶりだね」と言ってくれる主人公に対して心を開いたと言うか、拒絶をやめた・・ということなのでしょうか。
既にシナリオ内容をすっかり忘れているので、リプレイしなければ正確な回答は不可能です。それでも、朧げながら憶えている範囲で回答します。
智紗は「志雄が優しくしてくれるのは過去を思い出していないからだ」と認識していると思われます。そして、過去を思い出せば恨まれて当然だと思っています。しかし、志雄は過去を思い出しても智紗を恨まなかった。押し花を智紗に見せることは、智紗が母親の死の原因となったかもしれないと自覚していることを示しています。そして、それでも好意的態度で接することは、志雄がそれを恨んでいないことを意味します。智紗にとって自分の罪と思っていたことが、志雄にとってはそうでなかった。一番に罪を償うべき相手が罪を許した、そのことが態度を軟化させたのではないかと推測します。
という推測が正しいかどうかは、リプレイして描写を1つ1つ丁寧に読み解く必要があります。