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Ever17考察

明確に解決済みの事項

キュレイ

前作Never7の続編だからEver17の世界にもキュレイシンドロームが作用しているはずだと考える人がいるようですが、どうやら、それは間違った認識のようです。 Never7考察のとおり、実は、いづみキュアエンドB以外のシナリオでは、一度も、キュレイシンドロームは再現されていません。 いづみキュア以外では、キュレイシンドロームのキュの字も出て来ないし、いづみキュアエンドAではキュレイシンドロームの実験が失敗に終わっています。 いづみキュアエンドBでも、現実改変能力がキュレイシンドロームであるかどうかは不明(キュレイシンドローム論文の内容は妄想世界でしか説明されておらず、現実における論文の内容は不明)です。 以上のように、グランドフィナーレでは、キュレイシンドロームは否定されているのです。 Never7の世界観を誤解した最大の原因は、Never7の全シナリオが同一の設定に基づいているという思い込みからでしょう。 しかし、公式の設定に関するQ&AのA12では、次のように、各シナリオ間に整合性がないことが明確に断言されています。

このゲームに於いては、現実は絶対的なものではなく、相対的なものです。
くるみ編の歴史を経験した誠にとっては、その歴史がすべてであり、それだけが現実として残ります。キュレイシンドロームの存在自体が消滅します。

そして、Ever17でキュレイウィルスの存在が明らかになったことで、キュレイシンドローム学説の正体も明らかになっています。 一部に、「キュレイシンドロームがキュレイウィルスが作り出した」と言う人がいますが、これは全くの逆で、学説のように妄想が現実を変えたのではなく、実は、キュレイウィルス感染による病気の治癒が妄想の現実化に見えていたに過ぎなかったのです。

Infinity plusのPremium Bookで中澤氏は次のように言っています。

こうして生まれたつぐみのウィルスを、前作『Never7』の別解釈にしたのは、さらにもう少し後の話です。『Never7』のキュレイシンドロームはオカルト要素が漂うけど、『Ever17』のキュレイウィルスは科学的なメスが入っている。


『Never7』で、キュレイシンドロームで病気が治ったのは、実はキュレイウィルスに感染しただけなんだよ、みたいな。もちろんその逆の解釈もアリです。

キュレイシンドロームがキュレイウィルスの別解釈ではなく、キュレイウィルスがキュレイシンドロームの別解釈と書かれているので、作者が想定した解釈はキュレイウィルスがキュレイシンドロームに見えているというものです。 自由な考察を促すために逆の解釈を許容しているだけであって、標準的な解釈はキュレイウィルスの仕業であるということです。 常識で考えても、標準解釈の方が自然な解釈でしょう。無理におかしな解釈を採用する必要性は全くありません。

タイムパラドックス

Ever17は、Polchinskiのビリヤードのように歴史が固定されているので、時間を扱うSFに付き物のタイムパラドックスは一切発生しません。 詳細は、論理的間違いの実例part2を見てください。

いや、だまされないぞ、IBF組がすぐに生還したり、人間が溶けて腐ったりして歴史が変化してるじゃないか?と思うでしょう。 確かに、一見すると、歴史が一時的に変化したかのような描写はあります。 しかし、真の主人公の持つ本来の能力を考えれば、そのような失敗はあり得ないはずです。 実行に移す前から結果は容易に予測できたはずであり、結果を見て初めて間違いに気づくのでは遅すぎます。 これは、プレイヤーに対する配慮と考えるべきでしょう。 この描写を作った作者の意図は明らかに「Ever17の世界観において歴史の辻褄が合わないのはNG」を示すことです。 そうでなければ、この描写の必要性とそれ以降の展開が説明できません。 そして、ゲームの世界観は作者が決めることであって、明示しないことにはプレイヤーには理解できません。 何故なら、歴史の辻褄を合わせない時間旅行SF作品が実在するからです。 だから、作者が歴史の辻褄を重視していることを示すために、この描写は、どうしても必要な物です。 そして、この描写は、それによって明示した世界観に反するというジレンマを抱えています。 この矛盾を解消する唯一の方法は、真の主人公の脳内シミュレーション(平たく言うと妄想)という考察だけです。 その考察は、真の主人公の能力から考えて十分に採用可能であり、採用すれば歴史変化がなくても説明がつきます。 フィクションだから、些細な矛盾は例外として大目に見てもらうという手もあります。 いずれにせよ、大原則として「Ever17の世界観において歴史の辻褄が合わないのはNG」という設定が示されているのは明らかであり、重箱の隅を除く大筋ではタイムパラドックスは発生していません。

鶏が先か卵が先かと問う人がいますが、それは問うこと自体が間違いです。 どちらが先で後か一意に決まる必要がないことは、時間を逆行することが可能という仮定の中に含まれていることであって、その仮定を受け入れるなら内包する内容も受け入れなければなりません。 つまり、鶏が先か卵が先かとの問いは、時間逆行を受け入れた時点で解決している問題です。 もし、未解決であると言うなら、それは時間逆行を受け入れてないということであり、まず、時間逆行に対して疑問を呈するべきでしょう。 そもそも、そうした問いは、時間軸を2つ想定した5次元問答です。 その詳細は論理的間違いの実例part2を見てください。

各シナリオ間の相違

エピローグで少年が田中優を口説いている台詞を良く聞いてください。 その中に答えがあります。 少年の認識は単なる想像ではなく、ある経験を元に、真の主人公の能力によって知り得た真実であると推測されます。

  • つぐみ編と空編とココ編はそれぞれ違う世界
  • 優編と沙羅編とココ編はそれぞれ違う世界
  • つぐみ編と優編の関係は不明
  • つぐみ編と沙羅編の関係は不明
  • 空編と優編の関係は不明
  • 空編と沙羅編の関係は不明

Ever17には、少なくとも3つの世界があります。

潜水艇は浮上できるか?

倉成武がハッチを開ける時の記述です。

−74m。
船底のハッチは開かれた。
エアロックの中の濃い空気は、圧力差で押し出される。
俺は弾けるように、その大気と一緒に流れ出た。

この他にも、2つ目(潜水艇の出発時にハッチが二カ所あることが明言されている)のハッチが船底にあることを示唆する描写はありますが、ここではハッキリと船底だと明言されています。

そして、74m地点でハッチを開け、75m地点で閉めました。IBFも潜水艦も飽和潜水仕様です。IBFの深度は110mを超えていました。ということは、ハッチを開けた地点とIBFでは水圧に数気圧の差があります。だから、ハッチを開けると中の空気が膨張します。理論的には、倉成武の肉体を同容積の膨張した空気で置き換えれば、潜水艇が倉成武の体重分以上軽くなるはずです。ただ、倉成武はかなり勢い良く放り出されたので、かき混ぜられて水が入ってもおかしくはありません。そうなると返って重くなる危険性もあるわけですが、きっと、この時は、運良く水はほとんど入らなかったのでしょう。

プレイヤーの位置づけ

真の主人公=プレイヤーとする超人的介入説を主張する人が居ます。 そう考えるのもアリかなっと思ってた時期がありました。 しかし、残念ながら、プレイヤーは主人公の必要条件を満足していません。

ゲーム中の描写

論点を以下の3つに分けます。

  • 表向きの主人公とは別の真の主人公が存在する・・・(A)
  • プレイヤーは主人公の視点で物語世界を見ている(主人公=プレイヤーキャラクター)・・・(B)
  • 真の主人公の正体はプレイヤーだった(真の主人公=プレイヤー)・・・(C)

Ever17には、(A)や(B)のような常人的介入設定の範囲の描写は多々ありますが、(C)のような超人的介入説を裏付ける描写は皆無です。 (C)の解釈を採用する人は、恐らく、(A)や(B)と(C)を区別できていないのだと思われます。 しかし、(C)は、(A)や(B)とは明らかに違うことであって、(A)や(B)の示す描写は(C)を示していることにはなりません。

考察の基本原則のとおり、作品中に示されていない設定については、常識で補完されると考えるのが妥当であって、作品中で示されていない超常設定は作品に反する設定です。 以下、詳細は、Ever17考察 プレイヤーにて。

Xbox360版での補完

Xbox360版では真の主人公=プレイヤーという設定が採用されているようです。 追加シナリオにおいて、はっきりと明言まではされていないものの、明らかに真の主人公がプレイヤーであると語りかけている描写がなされています。

推測により説明のつく謎

半分だけ万能な考察法

武視点でも、少年視点でも、地上からLeMUのコンピュータ=レミ・システムとの通信が途絶えたわけではありません。理由があって人為的に通信が遮断されていたのであって、その遮断した人物からは、アクセスすることが可能だったはずです。だから、偽田中ゆきえにはレミを操作することが十分に可能でした(ネタばれを最小化するため、彼女のことは偽田中ゆきえと呼ぶことを推奨by“偽田中ゆきえ”普及委員会)。また、「倉成武」の持っていたPDAにはレミとの通信機能もあります。PDAはポケットに隠れるので、こっそり、レミを操作することは十分に可能でしょう。ということは、多くの場合は、誰かが、レミを操作したということで片付けることが出来ます。しかし、この方法は全体の半分の事例には全く使うことができません。

桑古木涼権の情報源

武視点でも少年視点でも、館内からLeMUのメイン・コンピュータ=レミ・システムは正常にアクセスできており、レミは館内の様子を逐一記録していました。そして、そのレミの本体は、インゼル・ヌル=地上にありました(LeMU内部の記録は全てHimmelに記録されている)。インゼル・ヌル=地上との通信障害は何者かによって故意に引き起こされたものであるので、インゼル・ヌルからLeMU内をモニターできた可能性は十分にあります。だから、LeMUが水没した後も、レミの記録は完全に残っている可能性があり、それならば、後で、記録を調べることも十分に可能です。ということで、桑古木涼権は全記録を見たのではないでしょうか。何でもかんでも見境なしに真似ていたのも、そのせいでしょう。ただ、停電時のことなど、記録に残っていないはずの行動まで真似ているのは謎です。その時のことを知っている人間も逃亡していないわけですから。

茜ヶ崎空の記憶の謎

エピローグでは、茜ヶ崎空がピグマリオンの話と「ポチッとな」を知っていることが奇跡だと言われています。本当にそうでしょうか。

まず、ピグマリオンの話については、LeMUのメイン・コンピュータ=レミ・システムが館内を常時モニタしていること、茜ヶ崎空がそれを見ていることからして、知っているのは当然のことと言えます。

では、「ポチッとな」はどうでしょうか。ちなみに、空編でスプリンクラーが作動した際に、倉成武は次のように言っています。

「そこんとこの壁に、なんだか珍しい色と形のボタンがあったもんでぇ・・・」
「『おおっ!?こりゃあなんじゃらほぉ〜い?』とか思って・・・」
「ついつい、ポチッとな?

ココ編の同じシーンでは、この台詞はありません。しかし、ココ編での倉成武の行動は半分が不明であるため、その部分で同様の台詞を言った可能性はありえるのです。

それよりも、何故、茜ヶ崎空が知っているはずが無いと思ったのか、そちらの方が謎です。

生体反応の謎

生体反応の数が不思議な値を示す描写は大きく分けて二度あります。そのうち、分かりやすい方から考えてみましょう。

1

つぐみ編では脱出途中でLeMUがグチャグチャに壊れています

LeMUは・・・。
楽園は・・・。
7日間の俺たちの家は・・・。
出来の悪い飴細工のように、ぐにゃりとひしゃげ・・・。
子供が積み損ねた積み木のように、ばらばらに崩れた・・・。
最後の吐息を、泡と吐きながら・・・。
深い青に満ちた海の底に、消えた。

空編は微妙ですが、少なくとも、つぐみ編でのエンディング時にはLeMUは影も形も残っていません。 そうすると、あの、制御室らしき部屋は何なのでしょうか。 それは、真の主人公の正体を考えれば自明の理でしょう。 何故なら、普通の人には見ることが出来ない物も、真の主人公には見ることが出来たのですから。

一方で、少年視点では無事に完全圧潰前にLeMUを脱出しています。 沙羅編は微妙だけど、LeMUに亀裂が入って内外圧力が等しくなった状態で閉じ込められている=圧潰せずに残っているので、水没していても部屋そのものは残っていそうです。

以上により、視点に関わらず、生体反応の表示は常に2034年のものであると推測できます。 それならば、「半分だけ万能な考察法」を適用することが可能です。 偽田中ゆきえ達の仕込みで実測と違う値を表示するように操作されているならば、生体反応を感知していないのに「1」と表示してもおかしくはありません

また、値については、別の考え方も可能です。 田中陽一はHimmelでシナリオ途中に息絶えており、エンディング時には生きていません。 八神ココも倉成武もIBFに居るはずです。 IBFやHimmelは、LeMUのメイン・コンピュータ=レミ・システムの管轄範囲外です。 だから、レミにはIBFにいる人の生体反応は感知できないはずです。 とすると、レミは誰の生体反応を感知したのでしょうか。 この時LeMUに残っている人間を考えると、答えはひとつしかありません。 茜ヶ崎空には生体反応はありません。 れっきとした生命体でLeMUに残っているのは、制御室の表示パネルを見ている真の主人公だけです。

「ちょっと待て、真の主人公の生体反応は感知できないはずだ」と言う方は、その根拠となっているであろう次の描写を良く見てください。

ここに、ぼくの肉体は無い。
僕は手足を持たず、声帯を持たず、肺を持たず、発熱する一切の器官を持っていない。
つまり、のぼくには、世界へと介入する手段がないのだ。

この短い文章の中に「今」が二度使われていることに注目してください。 つまり、この表現は「今」に限定した話であって、「今」以外には当てはまるとは限りません。 むしろ、「今」を意図的に強調した表現に見えるため、作者は「今」以外には当てはまらないと言いたそうです。 そして、ここで言う「今」とは、前後の文脈から見て、倉成武や小町つぐみ達がIBFで活動している時です。 以上のことから考えて、真の主人公の生体反応は絶対に感知し得ないとまでは言い切れません。 ある条件下では、真の主人公の生体反応を感知できてもおかしくないのです。

そもそも、このシーンは何のために存在するのでしょう。 たった1カットとは言え、エンディングテーマの後に、すごく意味深なシーンを挿入しているのだから、何も意味がないということはないはずです。 シナリオ全体を見て総合的に判断する限りは、隠れた主人公の存在を仄めかす以外に意味は無いように思えます。 最後までプレイした人にとっては、以上のことを総合的に考えれば、答えは自明の理でしょう。

5,6,7

武視点の出来事は偶然の事故、少年視点の出来事は「半分だけ万能な考察法」で説明がつきます。 偶然という答えは反則かと言えば、全くそうではありません。 これは、茜ヶ崎空がどのような存在かを説明する切っ掛けとなる出来事であり、かつ、最終シナリオで、真の主人公の能力を示唆する出来事でもあります。 読者を欺いてはいるものの、ほんの僅かの短い時間だけで、即、種明かしをしています。 一時的に欺くのは、後の説明を印象づける為の手法であり、トリックを目的としているわけではありません。 偶然の出来事とはいえ、ありえないような確率の奇跡が起きているわけでもなく、通常のエピソードとしてありふれた物であり、反則には当たらないでしょう。 これが反則なら、松永沙羅がエレベータに閉じ込められる出来事も、同じ理由で反則となるはずです。 これも、真の主人公の能力を示唆するために用意された出来事であり、その時そのエレベータに松永沙羅が居合わせたのは偶然なのだから、同じ理由で反則となるはずです。 いや、これが反則なら、それ以外の殆どの描写も、全て、シナリオ展開の都合に合わせて用意された偶然の出来事なのだから、反則になるはずです。

ココ編の石像の謎

ココ編の石像には、空編で八神ココがつけた傷と、つぐみ編で八神ココがつけた傷の両方が残っています。これは不思議です。謎は、傷が両方あることではありません。本当の謎は、傷があることそのものです。空編でもつぐみ編でもLeMUは完全に圧潰しています。だから、どちらの石像も海の藻屑となっているはずなのです。それが、どうして存在しているのか。それは大きな謎です。

誰かが故意に傷を再現したと仮定すると、空編とつぐみ編のどちらか一方しか再現されていないはずです。傷が両方あることまでは説明できません。

と思ったら、ココ編での石像の傷は少年しか見ていないんですね。そして、少年には「幻覚」を見る力があるわけです。・・・はい、解決しました。

グッドエンドとバッドエンドの差

揚げ足取りな謎

偽田中ゆきえの政治力

偽田中ゆきえは、如何にしてIBFを閉鎖させたのでしょうか。当時、彼女は、LeMUやライプリヒ製薬の関係者ではなかったはずです。しかも、LeMUについても、構造的補強や商業的都合による変更は一切無しに、全く同じ形に再建させています。当時とアトラクションも全く同じなのは、それだけの政治力を身につける十分な時間があったと考えられますが、IBFの閉鎖やLeMUの再建のときには、身につける時間がなかったはずです。彼女には、如何なる政治力があったのでしょうか。

LeMU復旧は別としても、計画を進めるには絶大な権力が必要となります。少なくとも、次のような社内支援者を得なければ、到底、計画の実現は不可能です。

  • TB開発には一切関与していない(関与してると、自分も逮捕されてしまう)
  • 社内の機密情報にアクセスできる権限がある(逮捕に必要な証拠を引き出す必要がある)
  • 計画遂行を許可する権限がある(7日間LeMUに手出ししないためには必要)
  • 警察や政府関係者と太いパイプを持っている(捜査や逮捕を待たせるには必要)

ようするに、地位と実力はあるが権力闘争で主流派とはなれず、虎視眈々と権力交代の時期を待っている・・・という立場の人間を抱き込む必要があります。きっと、偽田中ゆきえの若さと美貌(笑)でたらし込んだんでしょうね。

Never7の飯田億彦の支援を得たとする説もあります。これは、完全な二次創作の範疇ですが、彼の性格を考慮すると理想的な支援者と言えます。映像のみ登場の謎の兄ちゃんが飯田億彦だとする説もありますが、さすがに、そこまで行くと荒唐無稽でしょう。

  • 女性に甘い
  • 倒錯した正義感を持っている

つながり(偽田中ゆきえ → 守野教授 → 三姉妹 → 飯田億彦)を考慮すると少し遠いようにも思えます。しかし、もし、飯田億彦が樋口遙と結婚していたらどうでしょうか。沙紀編で二人が仲良くなる描写もありますし、川島優夏による人物評価からも、可能性としては否定できません*1。そうなると、飯田億彦は守野教授の義理の息子となるわけで、偽田中ゆきえと飯田億彦のつながりはかなり近くなります。守野教授が何かの拍子に義理の息子の話をすれば、偽田中ゆきえは、正義マニアの飯田財閥御曹司を利用しようと思うでしょう。

億彦「お父さん、娘さんを私にください」
教授「娘の選んだ男に文句を言うつもりはないが・・・」
教授「ところで、少々、研究費用が乏しくてな」
億彦「お父さん、腎臓戦隊に入りませんか?」
教授「(゚Д゚)ハァ?」
億彦「オックマンは正義の仲間のためなら支援を惜しみません」
教授「・・・まあ、そういうことなら入らないこともないが」
教授「娘婿が変わった奴でな」
教授「財閥の御曹司なんだが、腎臓戦隊とか何とか子供っぽい遊びが好きでな」
偽ゆ「(☆Д☆)キラーン」
億彦「どちらさんで?」
偽ゆ「貴方が飯田億彦ね」
億彦「そうだけど、何か?」
偽ゆ「いえ、それは世を忍ぶ仮の姿。その正体は腎臓戦隊オックマン!」
億彦「何故、それを知ってる?まさか、新手の敵か?」
偽ゆ「オックマン、助けて」
億彦「・・・話を聞こうか」

飯田財閥の全面支援を受ければ、偽田中ゆきえも絶大な権力を握ることが可能となります。ただし、Ever17の年表から見て、LeMU復旧には間に合いません。

遙「貴方、この方はどなた?」
億彦「いや、あの、オックマンに助けを求めに来た人だけど」
遙「ふぅん、ちょっと奥で話があるんだけど」
億彦「な、何か勘違いしてませんか?」
遙「話は奥でゆっくり聞かせてもらいましょう」

Xbox360版での補完

ライプリヒ側も一枚岩ではなく彼女への協力者が大勢いたのと、彼女がそれを利用して強化された空のミラージュを活用して上層部を騙し、結果的にライプリヒ内での権力を得る事に成功したのだそうです。

人工冬眠の謎

人工冬眠装置は、摂氏6〜7度に人体を保つという説明だったけれど、それで、食事もせずに17年も生存可能かどうかは、極めて疑わしいですね。 この辺は、脳内補完で「人工冬眠」→「過冷却冷凍」と解釈すれば良いかも?

非常階段の謎

オープニングムービー等の全体像には非常階段らしき物が見あたりません。各階の高度差は17mです。また、本編で見る非常階段の直径は6〜8mくらいありそうです。とすると、各階の高度差の1/2〜1/3位の太さがあるはずです。しかし、中央の太い直方体状の物は除いて、そんなに太い筒状の物体は見当たりません。非常階段は複数あるようなので、中央の太い直方体は非常階段ではないと思われます。また、構造図等から推測しても、中央の太い直方体はエレベータでしょう。とすると、非常階段はどこにあるのでしょうか。

LeMUの構造上の問題

海流との関係

飽和潜水仕様の謎

  • 耐圧上の有利不利
  • 各階の崩壊危険度

クヴァレの強度

さて、ここで、問題です。LeMUが圧潰する原因は何でしょうか。 正解は、LeMU内の気圧が下がることにより、内外の圧力差に耐えられなくなるからです。 とすると、最深部にあり、かつ、構造的に最も弱そうなクヴァレが真っ先に壊れそうな物ですが、そうはなっていません。これは、何故でしょうか。

クヴァレのチューブがLeMU内に対して密閉されているかどうかによって、説明に差が出るので、まずは、これについて論じてみましょう。 まず、密閉されていないケースを考えると、その場合は、LeMU館内とチューブが同一気圧となるので、チューブにはかなりの圧力が掛かります。

密閉されているケースの場合、乗客の乗り降りを可能にするには、チューブの乗り降り口に可動部分が必要になります。 そして、チューブに高い圧力が掛かっていないと考えると、チューブ内と外の海が同じ水圧になっているはずなので、可動部分に高い水圧がかかります。 この可動部分は、構造的にかなり弱いはずです。 しかも、何度も開け閉めするとかなり負荷が掛かるはずです。

以上の通り、チューブがダイヤで出来ているとか、超豪華な設定でもない限り、クヴァレが真っ先に壊れないのは謎です。

驚異のオーバーテクノロジーRSD

実は、RSDの原理装置自体は実用可能な段階にあります。モノクロでよければレーザーで網膜に像を結ぶ装置は既に実在します。しかし、LeMUで使われたRSDに相当する装置を作るのは、極めて困難です。

黒の表現

RSDでは、技術的に透けない映像の表現が困難です。というのも、原理的に背景映像を打ち消すことが出来ないため、RSDの映像と現実の映像が重なって見えてしまうからです。 つまり、茜ヶ崎空はスケスケ*2になるはずです。

ドラえもんの道具には 暗くなる電球がありますが、現実にはそのような物は発明されていません。 理論的には、館内照明もレーザーを使い、物体や人間の位置を正確に把握し、かつ、精密にレーザー光の位相をコントロールできれば、干渉で網膜の映像を打ち消すことは不可能ではありません。 しかし、現実的に考えると、計測や制御の精度を悪くても数十nm程度にしなければならず、実現は不可能と言えるでしょう。

館内を真っ暗にして全てRSDで表示するという手もあります。 その場合、RSDを遮断した時には真っ暗になるはずです。 しかし、RSDを遮断したときは、茜ヶ崎空だけが消えており、実在物はハッキリと見えています。 このように、実在物も含めたRSD化は作品中の描写と一致しません。 技術的検証は注釈欄に移動します*3

もっと単純な解決策として、背景を暗く、RSD映像を明るくするという手があります。 そうすれば、人間の目の特性として誤摩化しがきくはずです。しかし、LeMUの壁等は暗い色ではないようです。 また、壁を暗く作っても、入場者の服等が明るい色であると、それが背景に入ってしまう場合は、スケスケに見えてしまいます。 さらに、RSD映像も常に明るくできるわけではありません。さすがに、髪の色を明るくするわけにもいかないでしょう。

以上の通り、黒の表現をどうやって実現したのかは、大きな謎です。

人間の動きへの追従

耳に装着する装置では人間の動きを必要な精度で計測することが出来ません。 実際に見える映像が自然に見えるためには、近距離の映像の誤差をmm単位に押さえる必要があるでしょうから、そのためにはμm程度の精度で網膜の座標を計測する必要があります。 しかし、装置の装着状態がズレること、眼球や顔の筋肉等の動き等を考慮すると、mm単位での計測制度すら得られないでしょう。 ただし、体内を透過できる高度なスキャン装置が内蔵されていると考えると不可能ではありません。

計測精度を維持できたとしましょう。 人間の歩行速度を時速4kmと仮定すると、真横の映像が1mm動くのに約千分の1秒かかります。 つまり、単純に考えて、誤差を1mm以下に押さえるには、1000fps以上で映像を計算する必要があります。 さらに、体の回転を考えると必要なコマ数はもっと多くなるでしょう。 ただし、動きを正確に予測できれば、もう少し、コマ数を減らすことは可能です。

コンピュータの処理能力

さて、LeMUは、同時に何人が入場出来るのでしょうか。採算的には、数百人から千人くらいでしょうか。少なく見積もっても百人くらいでしょう。黒の表現を無視して、単に、人間の動きへ追従するだけでも、人数分の動き予測と映像処理が必要になります。さらに、黒の表現も考慮するとなると、かなりの演算能力が必要になります。将来のコンピュータの処理能力の向上を考慮しても、LeMUの敷地より大きなコンピュータが必要になりそうです。

TB抗体

Last modified:2011/12/13 00:11:04
Keyword(s):[Ever17]
References:[Ever17考察 プレイヤー] [Ever17駄考察]

*1 個人的には、樋口遙に振られて守野くるみと凸凹コンビ・・・という展開を期待したりもします

*2 何となくエッチな響き

*3 他の入場客等、館内で動く全ての物体をリアルタイムで正確に計測する必要があります。人間の目に見えないくらい短時間のレーザー照射を行えば、物体の形状を計測することは可能でしょう。そして、その館内の映像と茜ヶ崎空を3D画像処理で合成すれば、リアルな映像を作ることが出来ます。しかし、人間の動きに正確に追従することを前提とすると、その演算能力は一人分の映像を作るだけで現在のスパコンの性能を遥かに凌駕する必要があると思われます。よって、実現性はないにも等しいと考えられます。