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メモリーズオフ5とぎれたフィルム主人公改造計画

導入部

春人「仙堂のヤツ、今日、こう言いやがった」
春人「"雄介が死んだのは、自分のせいだ"ってな」
修司「・・・っ!?それって、まさか」
春人「はっきりとは聞かなかったけど、たぶん・・・」

はっきりと聞かなかったことに気付いた時点で、未知を妄想で補完していることに気付けよ。

春人「はっきりと聞いたわけじゃないから分からない・・・」
修司「どっちなの?」
春人「仙堂が雄介を殺した可能性は否定できない」
春人「事実がはっきりするまでは仙堂には気を付けた方がいい。あすかも近付けさせないでくれ」

と言うべきだろうかと。

あすか編

あすかが反対する最大の理由は居場所が無くなることです。 ただし、この時点で春人は知らないことだけど。 あすかは麻尋に対する反感から映画作りに反対しているわけではなく、 春人が映画作りに没頭して自分の居場所を奪われることを恐れているわけです。 しかも、居場所を奪うのは大嫌いな映画なわけです。 麻尋に対する先入観が居場所を奪われるという強迫観念を増幅したわけで、 麻尋が殺人犯でないことを説明しても説得には成功しません。 むしろ、麻尋をかばっているかのように受け取られると逆効果です。 それは、本編のあすかの反応からも分かります。 だから、説得を成功させるためには、あすかに最後まで話を聞かせること、 そして、本当にあすかが反対する理由をキレずに聞き出すことが必須になります。 本編の春人は最後まで話を聞かせるどころか春人自身が逃げているし、 仮に最後まで話できてもあすかが反対する理由が分からずにキレるでしょう。

香月編

あすか「例えば、わたしと映画作りなら、どっちが大切ですか?」

そこに至るまでの春人の言動が独り善がりなのはひとまず置いておいて・・・ あすかのこの物言いに対しては叱ってやるべきだと思う。

春人「その質問には答えるつもりはない」
春人「嘘をついたことは謝る。でもな、人を試すような真似だけはするな」
春人「今後、そういうことをするようなら俺たちの関係を考え直させてもらう」

・・・と、これくらいのことは言うべきでしょう。 あすかの気持ちも分からんでもないが、 人を試すのはその人の人間性を否定して道具扱いすることで、 絶対に言ってはいけないことだと思う。 それまでの経緯にどれだけ引け目を感じていようとも、 言ってはいけないことを言ってるときは注意してやるべきでしょう。 この時の春人は自分の非を相殺しようとして、あすかの非に目を瞑ってます。 でも、そのために人としてやってはいけないことにまで目を瞑るのは最低です。 嫌われてでも言うべき事は言えないと人として共感できない。 自分の非を誤魔化すために相手の非を容認するのではなく、 自分の非にも相手の非にも正面から向き合うべきだと思う。

あすか「なんで、兄さんもハル先輩も、みんなみんな、映画なんですかっ!?」
あすか「映画のどこが、そんなにいいんですか!?」


あすか「ねえ、ハル先輩・・・」
あすか「映画、作らないでって言ったら、怒りますか?」
春人「お前は反対なのか?仙堂がいるせいか?」

あすかが何を求めているか明らかなのに 頓珍漢なことを言う主人公に幻滅。 普通ならこうでしょう?

春人「雄介と何かあったのか?」

美海編

次は近づくなと言われた後、春人にこう言わせる。

「美海が俺を忘れても俺は絶対に美海を忘れない」
「美海が俺を忘れるたび何度でも俺に惚れさせてやる」
「想い出がなくなったら、また作ればいい」
「だから俺は何度忘れられても美海を取り返す」
「美海が嫌だといっても絶対に取り返す」

ちょっと自意識過剰気味だけどこれくらいは言って欲しい。 美海が春人に惚れる土台は最初からできてるわけだし、あの時点で美海が一番恐れていることは記憶を失うことそのものでなく、記憶を失った後の周りの反応なのだから。 春人に対しても記憶を失えば嫌われると恐れているのだから、そうした不安は解消してあげるべきだと思う。

主人公改造すると、その後の展開がバッサリ減ってしまう という問題を解消するためのアフターフォロー美海編。

あの恥ずかしい台詞を言った後目一杯引っ張る。 何言ってんだオレ、恥ずかしすぎ、 これじゃ自意識過剰だとか一人ツッコミ。 美海、早く何か言ってくれ・・・とか泣き言。 が、美海の答えは拒絶。 本当は春人の言葉が嬉しいけど、 春人に申し訳ないという気持ちと だから余計に忘れたくないという気持ちと やっぱり嫌われるんじゃないかという不安の葛藤。 春人は美海に嫌われたと思って落ち込む。 一世一代の口説き文句が空振りでトラウマ状態。 で、お互いに擦れ違いの日々。 が、最後に美海が台本をハッピーエンドに差し替え。 それで春人は美海の本当の気持ちに気付く。 で、「あの日」病院で固く約束を交わす。 しばらくして映画も完成、試写会で劇的に告白。 バッドエンドだと台本の差し替え無し。

こんな感じなら主人公をヘタレにしなくても十分に引っ張れると思う。

番外

美海「わたし、早く帰らないといけないので・・・」
春人「あ、うん。きをつけてね」
美海「はい。それじゃあ」
女の子は急いで駅の方へと走っていってしまった。
でも、あの子・・・なんとなくどこかで会ったような気がするんだけど、誰だったっけ?

近所に住む従兄妹を忘れるとは冷たい。 ここはやはり・・・

美海「わたし、早く帰らないといけないので・・・」
春人「あ、うん。きをつけてね、美海ちゃん」
キヲツケテネミウミチャン−
自分でも何言ってるのか良く分からなかった。
美海「え、あ、あの・・・」
春人「あ、ごめん、変なこと言っちゃって・・・」
美海「やっぱり春人さんだったんですか?」
ヤッパリハルトサンダッタンデスカ−
この子は一体何を言ってるのだろう?

ってな展開がよろしいかと。

脳内トゥルー編

修司「ユウはもういない。そのことになにをいってももうどうしようもない。けど−」
修司「あすかちゃんは今もいるんだよ?一番に考えてあげないといけないのは、あすかちゃんのことでしょ?」

ここで・・・

春人「だったら、修司はあすかが納得すれば映画作りに参加するのか?」
修司「仙堂さんが居るのにあすかちゃんが納得するわけないでしょ?」
春人「どうして、やりもしないうちに駄目だと決めつけるんだ?」
春人「あすかだって子供じゃない。事故だって説明すれば分かってくれる。」
修司「もし、あすかちゃんが納得しなければ?」
春人「あすかを説得できなければ、この話はナシだ。」

・・・ってな具合で何とか修司をなだめる。 そうすれば香月も参加できるし。 で、その後、あすかを家に呼んで(←ここ大事)説得。 あすかも主役に名乗りを上げる。 オーディションであすかと麻尋の一騎打ち。 カメラ映りを試そうと春人がカメラを回してあすかが卒倒。 あすかは主役を降り撮影も一時中止。 麻尋があすかにペンダントを渡す。 以後、あすかと麻尋は仲良し。 修司は麻尋にあすかを取られて少々不機嫌。 あすかは例の病気も克服し脇役出演で主役を食う? 細かいイザコザを経て映画は完成。一同感動。 春人は女性陣との仲をさらに深めるが、 特定の恋人は作らないまま含みを残してエンディング。 こんな感じで如何?

Last modified:2010/04/30 01:39:34
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